運動が苦手な長男が、自転車に乗れるようになった練習
この春、小学1年生になった長男が「自転車に乗れるようになりたい」と言い出したので、2週連続で合計2日間、南さつま市にある吹上浜海浜公園へ練習に行きました。この公園、レンタサイクルとサイクリングコースがあって、かなり広いので安心して練習できます。しかし、我が家の長男は「ヒザ神」(笑)。何をするにも身体が硬く、ハッキリ言えば運動神経に難ありです(苦笑)。と笑ってますが、これは僕ら親の責任で、色々と対策を考えては実行している次第です。本人も一生懸命諦めないで頑張る性格で、自分から乗りたいと言ってきたように、積極性があるので、大好きです(親バカ)。
しかし、失敗だったのが1回目の練習。これは完全に僕が悪かった。とにかく闇雲に僕が支えて、徐々に離せばいいだろう…くらいの練習方法をとったのですが、結果、やや上達したかな・・・レベルでした。1人で少し走れても、すぐに自転車を倒してしまう感じ。「なんで乗れないんだ!」と苛立って、ちょいと叱りつけてしまのう始末。残念でした。
そして昨日の練習。今回は自分も褒めてあげたい。結果、1時間ちょいで乗れるようになりました。と言うのも、事前にネットで練習方法とその目的を勉強しておいたのです。練習方法は細かく色々あったのですが、僕がおさえたポイントは以下2点のみ。
[1]ペダルを漕がずに、足で地面を蹴って進む練習&ブレーキ操作
[2]足でちょこちょこ歩きながら、ハンドル操作とブレーキ操作をする練習
[1]で気をつけたのは、足で地面を蹴って遠くまで進む、ではなく、自転車を倒さないようにバランスをとる、ということ。当たり前のように思うかもしれませんが、うちの長男はすぐに自転車を斜めにしてしまうクセがありました。斜めにして止めていたのです。で、とにかく少しでも進めばいいので、自転車を斜めにせず、バランスをとる練習を30分ほど続けました。止まるときはブレーキを使います。
続いて[2]はカンタンです。自転車にまたがった状態で歩きながら、ハンドル操作だけで8の字を描き続けます。で、たまにブレーキ。曲がるときは自転車を倒さずに、ハンドルだけで曲がります。これをしつこく言い続けました。「倒さず、ハンドルだけで曲がろうね」と。
結果、1時間ちょっと経つ頃には、自分ひとりで走れるようになってしまいました。まだまだぎこちないですが、ちょっとのカーブなら、ひとりでどこまでも走っていきます(笑)。泣きました(涙)。
で、言いたかったのは「事前に練習する理由や目的を理解させることの大切さ」です。足で地面を蹴って進むのは、自転車を倒さない練習。ハンドルで8の字を描くのも、自転車を倒さない練習。そして、どっちも止まるときはブレーキで止まる。斜めにしなくても自転車は止まれるし、曲がれる。このことを理解してもらって、身体で覚えてもらう。なんのための練習なのかを、明らかにしたことで、小学1年生の運動が苦手な長男が自転車に乗れるようになりました。
目的が漠然とした練習や仕事。モチベーションあがらないし、コツも掴みようがないですよね。なんせ、何が正しいのかわからないんだから。目的やゴールを事前に設定し、関わる人全員がそれを理解し、迷ったときに原点に戻れること。めちゃくちゃ大切ですね。目的がハッキリしていれば、正否の判断もできるし、好みや瞬間的な思いつきに惑わされることもない。互いに納得の上で物事は進みます。どんな仕事にも通じる原理原則を、自転車の練習で改めて学びました。
いやぁ、おつかれ、僕(笑)そして、よく頑張りました長男!
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